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生産地別コーヒー豆の特徴と魅力 ブラジル編

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コーヒー豆は地域によって味わいが違ってくる。今日はこの生産地別のコーヒー豆の特徴と魅力についてご案内。本日はコーヒー生産量NO,1のブラジルを面白おかしく解説する!コーヒーの新たな魅力を知ってもらえれば!

こんにちはAOIです。

この記事では年間1000杯以上コーヒーを飲む珈琲ジャンキーの私が

独断と偏見であれこれ解説するコーヒーブログです。

どうぞ最後までご覧ください。

国名:ブラジル連邦共和国
首都:ブラジリア
面積:約851.2万㎢
人口:約2億608万人(2014年データ)

ブラジルコーヒーの成り立ちと問題点

広大な国土、温暖な気候、多くの水資源を有し、世界有数の農業生産国であるブラジルのイメージは世界最大の川であるアマゾン川やサッカー大国、サンバなどのイメージでしょうか?年中暑いイメージがりますが、南半球にあるため日本とは夏ー冬が逆になり6〜8月は冬はほとんど雨が降らない乾季になります。農産物ではコーヒーの他、大豆、とうもろこし、サトウキビ、オレンジなど多岐にわたります。

エチオピア原産のコーヒー豆が約300年前にブラジルに伝わって以来リオデジャネイロに移植されてから生産量が急激に増え1850年に世界最大のコーヒー豆生産国となりました。1960年代始めには国内生産量の60%が南部のパナラ州で生産されるようになったが、相次ぐ高霜で大きな被害を受けたため、1970年代後半からミナス・ジェライス州のセラード地域に移りました。セラード地域には機械化が進んだ大規模農家が多く、代表的な産地です。

元々この地域は南米でも最も広大なサバンナ地帯でしたが、大規模な農業開発によりコーヒー豆はもちろん各種農産物が飛躍的に広がり現在のブラジルは農業大国になりました。こちらの背景には大規模な環境破壊があったのも悲しい現実です。なんとこのサバンナ地帯は日本国土の5.5倍の面積とのこと。現在私たちが日常飲んでいるコーヒー豆もこの自然が無くなったという背景を忘れてはいけないと思う。

「コーヒーの2050年問題」という言葉がある。2050年には地球温暖化による気温や湿度の上昇によってさび病というコーヒーにとって最も深刻となる病気が発生しやすくなり、結果収穫量の減少及び品質低下によってコーヒーはもちろん様々な農産物が打撃を受けるだろう。このままだと2050年にはアラビカ種のコーヒー栽培に適した土地は現在の半分ほどになると報告されているのだと言う。

世界中から森林破壊問題として叩かれているブラジルだけれど、豊富な水力資源を利用した再生可能エネルギーの活用、サトウキビ由来のバイオエタノールを燃料として活用するフレックス自動車が広く普及している。これらの活用により二酸化炭素削減による地球温暖化の抑止をもっと期待したい。

ブラジルコーヒーの特徴

生産量世界1のコーヒー大国 世界中で出回っている1/3はブラジル産のコーヒーと言われている。珈琲農園の面積はおよそ27000平方km。ブラジルで生産されるコーヒー豆の約70%がアラビカ種で残りがロブスタ種。ブラジルで有名な珈琲ブランドのサントスは、苦味がありつつほのかに甘いのが特徴で日本人に合っていて様々な飲み方を楽しめる。

主な栽培品種アラビカ種(ブルボン、ムンド・ノーボ)
主な生産処理ナチュラル、パルプとナチュラル、ウォッシュト
味わいの傾向クセがないので飲みやすく、酸味は控えめで苦味とのバランスに優れている。ほのかにナッツのような風味。ブレンドにも向いていて色んなブレンドベースになる豆として使用されている。

安価でクセがないのでブレンドに向いているブラジルですが、近年ではブラジル国内のBSCA(ブラジルスペシャリティコーヒー協会)にて年に一度行われる品評会のカップオブエクセレンスはブラジルで世界で初めて“Cup of Excellence”品評会が行われたのです。このCOEは従来の欠点がどれだけ入っていないかだけでコーヒー豆の評価をつけていたのに対して、様々な国の審査員がテイスティングを行い細かく品質を評価しています。このCOEで入賞したコーヒー豆は珈琲輸入会社やロースター(焙煎士)に公開インターネットオークションを通じて販売されています。

生産者による品質向上や機械化などの技術発展によってスペシャリティコーヒー【印象的な風味特性明るい酸味特性があり消費者が美味しいと満足すること】※日本スペシャリティコーヒー協会より引用は近年注目の的です。

ブラジルコーヒーの栽培地域

・ミナスジェライス州…ブラジル最大のコーヒー生産地。

・サンパウロ州…100%アラビカ種が栽培されています。

・エスピリトサント州…コーヒー生産量はブラジルで2番目。

・バイーア州…最もハイテク化が進んだ地域で75%がアラビカ種です。

・パラナ州…アラビカ種だけを育てている。

・ロンドニア州…ロブスタ種のみを育てている。

加工についてはナチュラルとパルプとナチュラルですが、ナチョラル製法とは簡単にいうとコーヒーの実をそのまま天日干しをして乾燥させ最後に脱穀をする方法です。反対にコーヒーの果実むいたから乾燥させた方法はウォッシュドと言います。このナチュラル製法は簡単でコストもかからないのですが、コーヒー果実はすぐに発酵を始めてしまうので晴天が続くのが不可欠なんです。だけど…ナチュラルにはそのリスクを上回る魅力があるんです。熟成したワインやコーヒー豆それぞれの品種によるフルーティーな風味、コーヒーの果実から移った豊かなコクと甘みが出ると言われています。

ブラジルでのコーヒー。実は…

・生産量2位はベトナム ブラジルはベトナムの生産量の2倍以上の生産量を誇る。

・ブラジルで珈琲農園で働く人たちは350万人、関連業者に携わる人も含めると700万人という規模。

・国内のコーヒー消費量はアメリカに次いで第2位。国内のカフェブームが起こっていてバリスタを目指す若者も増えている。

・国内での飲み方は基本エスプレッソに大量の砂糖を入れるというスタイル。最初は苦ぁからの甘々ですねww。

・サンパウロにあるスペシャリティコーヒー専門店では通常のコマーシャルコーヒーの2倍の値段にも関わらず月間2万杯のエスプレッソが提供されているくらい人気。

まとめ

今日はブラジルのコーヒーをご案内して改めて私も勉強になりました。生産地のことを知る事でまた違った景色が見えてきたと思う。

今日はブラジルのナチュラルを飲みます、甘々にして笑。

では。

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